東海愛知新聞バックナンバー
 8月5日【火】
岡崎市
緊急地震速報システム
公共施設などに整備

岡崎市は4日、今年度中に市内の公共施設139カ所と私立保育園18園に、緊急地震速報システムを整備すると発表した。システムの稼働開始は9月を予定している。

気象庁の業務支援センターから配信される予測震度や地震到達時間、到達までの秒読みをケーブルテレビ用受信端末の音声で知らせる。ケーブルテレビ網が未整備の額田地区の施設は、整備が完了するまでの間、衛星回線を利用した受信端末で対応する。整備完了に伴い、ケーブルテレビ用受信端末に移行していく。

対象となる公共施設は、震災時に防災拠点や避難所となる市役所西・東庁舎、福祉会館、各支所、市立保育園・幼稚園、小中学校、市民センター、シビックセンター市民病院、浄水場など。来年度以降は福祉施設、文化施設、体育施設など100カ所に配備していく。

市は「システムは遠隔地を震源とする地震にかなりの効果が期待できる」としている。

市内では先月、試験的にシステムが配備されている額田中学校の寮で誤情報の受信があったが、市は「プログラムの修正に加え、ソフトウエアを入れ替えたため、今後はこのようなトラブルはない」と説明した。





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