東海愛知新聞バックナンバー
 3月28日【金】
22年度に額田地区の小学校を統合
鳥川→豊富
大雨河・千万町→宮崎

岡崎市旧額田地区小学校適正規模研究検討委員会(今泉清委員長)は27日、旧額田地区の学校を現在の8校から5校に統合することなどをまとめた報告書を柴田紘一市長に提出した。

同委員会は、学区総代会長やPTA会長、学校長、学識経験者の18人で平成18年12月に発足。合併後5年をめどに方針を決めることになっている旧額田地区の小学校の統廃合について、地域ニーズ、受け入れ学校の整備、通学手段の確保、跡地の利用、教員の配置などの観点から研究検討を行ってきた。

報告書では、鳥川小を豊富小、大雨河小と千万町小を宮崎小に統合。夏山小、形埜小、下山小は現状通りとし、統合の時期は平成22年4月としている。

鳥川学区からは「地域活性のため1年でも遅らせてほしい」といった要望もあったが、統合が1年ずれ込んだ場合、受け入れ校の1つ、宮崎小が児童数の減少で複式学級となる可能性が高いことなどから、同委員会では、22年度案で意見を集約した。

学校跡地や施設の活用については、千万町小が地域コミュニティ施設、大雨河小が歴史資料館や自然体験会館、鳥川小が市内小中学校の校外学習施設や宿泊体験施設など、地域の要望が書かれている。

また、統合される学校の児童の通学手段については、バスとタクシーを併用して使い、児童の住居によって毎年ルートを変更する案が示されている。





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