東海愛知新聞バックナンバー
 1月18日【金】
岡崎市内で初めて
シアン化合物を検出
マンション建設予定地

岡崎市は17日、同市中町六丁目のマンション建設予定地の土壌から、環境基準値では「検出されないこと」と定められているシアン化合物0.1-1.9ミリグラムが検出された、と発表した。市内でシアン化合物が検出されたのは初めてという。

市によると、シアン化合物は建設予定地約1,170平方メートルのうち、293平方メートルで検出され、汚染の深さは最大で地下1.4メートルだった。

市は今週中に汚染された土423立方メートル分を掘削・除去して入れ替える。同時に実施した建設予定地の地下水調査では異常がみられなかったが、土の入れ替えとともに東西南北の地下水を再度調査する。

シアン化合物はマンション建設業者が昨年11月に実施した独自の土壌汚染調査で見つかっていたが、土壌汚染対策法に基づく調査ではないため市への報告義務はなく、市が報告を受けたのは今月11日だった。

周辺への影響について、市は「シアン化合物を含んだ土を除去するため、影響はない」としている。





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