東海愛知新聞バックナンバー
 1月5日【土】
墓石用免震製品に決定
岡崎商議所ビジネス大賞
特別賞は「本気布」
ものづくりフェアで表彰

 岡崎商工会議所の第一回「岡崎ビジネス大賞」に岡崎市細川町、安震(杉田規久男代表取締役)の「墓石用免震製品の販売」が、また特別賞の地域活性化奨励賞に小呂町、ファナビス(稲垣光威代表取締役)の「『本気布』(マジギレ)プロジェクト」が決まった。2月14日、市竜美丘会館で開かれる第1回ものづくり岡崎フェア2008の会場で表彰される。
 安震の墓石用免震製品は、耐荷重リングと金属球を挿入した特殊樹脂を墓石に挟み込み、特殊な専用接着剤で墓石に取り付ける。大学の研究機関の振動実験では震度7まで耐えることが実証されている。墓石を傷つけることなく、スピーディーかつ安価で施工できるのが特徴。
 審査員から「石という地場産業をテーマに、今後は石の塀やモニュメントなどにも使用が拡大できる」と評価された。
 一方、「本気布」は地元の伝統的なリサイクル産業である「ガラ紡」をブランド化。柿渋染めをほどこし、バッグ、衣服、帽子などを作り、岡崎でしか購入できない環境に配慮したブランドとして、知名度の向上を目指している。
 岡崎ビジネス大賞は19年度に、新しい技術開発やビジネス領域の拡大を支援し、中小企業の活性化を目的として創設。市内の企業から10件の応募があり、学識経験者ら5人が独創性やビジネス性などをチェックした。
2月14、15日に竜美丘会館
 ものづくり岡崎フェア2008は2月14、15の両日開かれ、市内の47社から自慢の製品が出品される 。





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