東海愛知新聞バックナンバー
 10月21日【日】
ストーンフェアに自慢の石製品2千点
多彩なイベントも人気

岡崎石製品協同組合連合会主催の石工品展示会「第16回岡崎ストーンフェア」が20日、乙川河川敷で始まった。21日まで。
 会場には、灯ろう、墓石、ガーデニング用石製品、神社仏閣用石彫品など約2千点と石材機械、造園土木機器などの関連商品を合わせて約2万点にのぼる製品が出展され、全国各地から訪れた石材業者、市民らでにぎわっていた。
 会場内の石マジックコーナーでは、水や空中に浮く不思議な石、音楽を奏でる音響石、住まいを監視するセキュリティ石、携帯電話で動く石など、最新技術に挑戦したユニークな石製品を紹介しており、来場者の目を楽しませている。
 また、造園家やフラワーコーディネーターが会場内に造成した英国庭園には、灯ろうや水鉢、オブジェ、フラワーポットなどの石彫品が並べられ、快適な庭園づくりを提案している。耐震施工コーナーでは、墓石や灯ろうの耐震補修が簡単にできる新素材を紹介、関係者の注目を集めていた。
 さらに、伝統工芸士が作った坪庭や石材グランプリ作品を紹介しているほか、お茶席や灯ろう組み立てクイズ、技能五輪入賞者のパネル展示など盛りだくさんの行事を展開している。
 このほか、今回は岡崎技術工学院石材加工科のPRと訓練工の募集を行うため、技能五輪国際大会や全国大会に出場する浦田祐希君ら11人が、練習を兼ねて石づくりの実演を行っている。岡崎技術工学院の楠名嶽済理事長は「石屋になりたい人が年々減っている。実演を見て、少しでも希望者が増えてくれれば…」と話している。





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