東海愛知新聞バックナンバー
 10月18日【木】
モクズガニ漁が最盛期
乙 川

 岡崎市岡町の乙川で、同市漁業協同組合のモクズガニ漁が最盛期を迎えている。同市十王町で寿司(すし)店「黒扇」を営む組合員の1人、山本幸太郎さん(58)は「乙川の水が以前よりきれいになり、ここ3年は大量に捕れるようになった」と話している。
 同川では餌のアユやニゴイを入れた「篭網」を水中に仕掛け、一晩置いて掛かったカニを取り出す。17日は6匹かかり、この1週間で30匹ほど捕れたという。大きいものでは身幅が25センチに達する。
 モクズガニは「塩茹ゆでや味噌(みそ)汁にするのが1番おいしい」といい、山本さんは収穫したモクズガニを店でモクズガニ料理として出しているほか、インターネットでも販売している。
 「この季節は子持ちの雌が特においしい」と山本さん。「今シーズンは300匹ぐらい捕れるのでは」と期待している。





HOME