東海愛知新聞バックナンバー
 9月15日【土】
「酒気帯び」停職6カ月
岡崎市教委技能業務職員

 岡崎市教育委員会は14日、酒気帯び運転で物損事故を起こした男性技能業務職員(49)を、停職6カ月の懲戒処分とし、本人に文書で通知した。
 職員は7月17日午後6時ごろから同僚らと市内の飲食店でビール中ジョッキ4杯と生酒小カップ1杯を飲んだ。このあと1人で別の店に行き、さらにビールをコップ2杯ほど飲んで自家用車で帰宅途中、同市稲熊町の路上で駐車車両に接触する事故を起こした。警察の取り調べで呼気1リットル中0.15ミリグラムのアルコール分が検知された。
 今月に入って略式命令が出たため、石川優副市長を委員長とする同市懲戒審査委員会(5人)を開催。酒気帯び運転による物損事故の罰則規定のうち最も重い停職6カ月とし、教育委員会に答申書を渡した。教育委員会ではこれを受け、処分を決定した。
 同市では、今月19日から道路交通法の改正で飲酒運転に対する罰則規定が厳しくなることを踏まえ、職員の飲酒運転の懲戒処分基準を見直し、免職処分を前面に出すなど厳しくした。
 今回の不祥事に対し、江村力教育長は次のようなコメントを出した。
 飲酒運転が社会的問題となっている中、岡崎市教育委員会の職員が、交通法規に反する酒気帯び運転を行い、全体の奉仕者たる公務員としてあるまじき非行行為により、市民の信用を失ったことについては誠に遺憾であり、心よりお詫び申し上げる。
 今後、二度とこのようなことの起こらないよう全職員に周知徹底するとともに、教育委員会をあげて失った市民の信頼を早期に回復すべく、綱紀の粛正を図るよう指導した。





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