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東海愛知新聞

風化させないために

岡崎市新堀町 会社役員強殺から間もなく6年

2013(平成25)年8月13日に発覚した岡崎市新堀町の会社役員大岡幸正さん=当時(61)=が何者かに殺され、現金を奪われた強盗殺人事件から間もなく6年。未解決で事件が風化しつつある中、岡崎署と県警捜査1課は手掛かりを求め、JR岡崎、西岡崎両駅で情報提供を呼び掛けた。()

通勤時間帯の午前7時30分から約1時間、岡崎駅で20人、現場に近い西岡崎駅で6人の警察官が、発生場所や犯人が当時履いていたとみられるサンダルと同じ型の写真などを載せたポケットティッシュ約3000個を通勤客らに配り、情報提供を求めた。三好正則署長は「事件から間もなく6年。被害者、遺族、周辺の方々のためにも解決したい。粘り強く捜査しているので、どんなささいなことでも思い出したら捜査本部に情報を寄せてほしい。風化させてはいけない事件であり、岡崎署としては一番の課題」などと話した。

同署によると、この6年間で寄せられた情報は104件。そのうち今年に入ってからは、わずか1件。事件発生が夜中から未明にかけての時間帯だったり、現場の一軒家が田んぼに囲まれていたりする立地などから思うように情報が集まっていないという。現在は、同署と捜査1課の12人体制で捜査している。事件に関する情報は、同署特別捜査本部(0120―110272)へ。

事件は、13年8月11日夜から12日明け方にかけて、何者かが大岡さん宅に侵入し、1人で在宅中だった大岡さんの胸を刃物のようなもので刺して殺害。家の中にあった現金約6万5,000円を奪って逃走した。県警はこれまでに延べ6万人の捜査員を投入している。

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