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東海愛知新聞

24時間体制で殺処分

愛知県 豊田で発生の豚コレラ

豊田市の養豚場で発生した家畜伝染病「豚コレラ」で、愛知県が田原市にある関連養豚場と合わせて始めた豚の全頭殺処分は7日午前8時現在、両養豚場で計8240頭に対し、5444頭が完了した。

県によると、殺処分は豊田市で6日午前11時、田原市で同日午後2時にそれぞれ着手し、24時間体制で行われている。

豊田市では、県の災害派遣要請で出動した陸上自衛隊員をはじめ、農林水産省の作業を指揮する獣医師や同省職員、県・市職員延べ494人が動員され、殺処分した豚を養豚地近くに掘った穴に埋却している。田原市では県・市職員延べ224人が動員された。

県豚コレラ防疫対策部会は「豚は体の大きさから施設に収容しきれないため、焼却は困難」と話す。殺処分が完了した後は、豚コレラのウイルスが残っている可能性がある養豚場内の消毒を行う。

県は豚コレラの感染確定に伴い、豊田市の養豚場を中心とした半径3キロ圏内を移動制限区域、半径10キロ圏内を搬出制限区域に指定。区域は豊田市をはじめ、岡崎市やみよし市、名古屋市、知立市、刈谷市、 安城市、 大府市、豊明市、日進市の10市にまたがっている。

5日に県庁で開かれた県豚コレラ緊急対策会議で示された防疫方針によると、12日までに豚の殺処分と埋却、汚染物処理・消毒の防疫措置を完了。防疫措置完了から、移動制限区域は28日間、搬出制限区域は17日間継続する。()

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