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東海愛知新聞

地域防災の担い手に

岡崎市消防本部 学生の消防団活動認証

岡崎市消防本部は4月1日、消防団に入団して1年以上活動した学生の功績を認証する「消防団学生等活動認証制度」を始める。減少傾向にある消防団員の将来的な確保と、就職活動に取り組む学生の企業へのアピール強化につなげる。

制度の対象は市内在住で18歳以上の大学生、短大生、大学院生、専門学校生。通学する大学などの所在地は市内外を問わない。

学生は居住する地域にある消防団に入団。新任の正副団長・部長や新規入団者を対象に4月に開かれる初任者研修の受講を条件に、学生の災害出動や行事参加、救命救急講習の修了などを団長が採点する。規定の点数以上に達した場合、学生が団長に「認証推薦依頼書」を提出することができる。団長は市消防本部を通じて市長に認証を推薦。認証後はA4判の市長名の認証状のほか、学生の申請に応じて企業側に提出する証明書を発行する。申請から認証まで最短で1〜2週間を予定している。

県内では名古屋市や豊田市などがこの制度を導入している。岡崎市消防本部の担当者は「団員減少とともに在籍する団員の平均年齢が上昇している中、若年層に入団してもらうにはきっかけが必要。認証を就職活動に役立ててもらいながら、就職した地域を問わず、地域防災の担い手を育成したい」としている。

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