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東海愛知新聞

内田修さんの一周忌ライブ

12月11日 佐藤充彦さんが出演

岡崎市内のボランティア団体で構成する「ジャズの街岡崎発信連絡協議会」は、昨年他界した“ドクター・ジャズ”こと同市出身の外科医内田修さんの命日に当たる12月11日、同市図書館交流プラザ(りぶら)ホールで、ジャズピアニストで作・編曲家の佐藤允彦さん出演による一周忌トーク・ライブ「Dr.U Memorial」を開く。(今井亮)

トークでは思い出などを振り返りながら内田さんを偲ぶ。ライブでは内田さんの映像を背景にホール中央で演奏を披露する予定。

開演は午後6時30分。入場料は1,000円。定員280人。問い合わせは、運営を担当する「ブルー・ウェーブ・ジャズ・フォーラム」の柴田剛太郎理事長(090―9916―5174)へ。

佐藤さんは、昭和16(1941)年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、41年から2年間、米バークリー音楽院に留学し、作・編曲を学んだ。44年に初めてのリーダーアルバム『パラジウム』でスイングジャーナル誌の日本ジャズ賞をはじめ、45、47年に2度の芸術祭優秀賞をそれぞれ受賞。またドラマーのスティーブ・ガッドとベーシストのエディ・ゴメスとのトリオでレコーディングしたリーダーアルバム『アモーフィズム』は全米で発売された。

このほか、ドイツ・ベルリンやオランダ・ロッテルダムのジャズフェスティバル出演やアフリカ、オーストラリア、ロシア、中南米でのコンサートツアーなどを展開。作・編曲家としてはヘレン・メリルらのレコーディング参加、45年の大阪万博でのパビリオン音楽、テレビ番組、映画、コマーシャルの音楽を手掛けている。平成9年にセルフプロデュースのレコードレーベルを創設。21〜23年に東京藝術大学に講座を開設した。

岡崎市はあす9日に形埜小学校、10日に竜谷小学校で、今年で15回目の節目を迎える「ジャズ出前コンサート」(内田修ジャズコレクション活用事業)を開く。

「ジャズの生演奏を通して児童に音楽の楽しさを知ってもらおう」と、平成15年から毎年、市内の小学校にプロのジャズミュージシャンを招いている。

形埜、竜谷両小には綾戸智絵さんやケイコ・リーさんらと共演し、名古屋音楽大学で後進を指導しているジャズベーシストの日影修さん、ジャズピアニストの小曽根真さんと米ニューヨークでのコンサートやブルーノート全国ツアーに参加したサックス奏者の岡崎正典さん、綾戸智絵さんらから伴奏オファーを受け、海外公演や作編曲家としても活動するピアニストの森下滋さんら5人が出演する。

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