東海愛知新聞バックナンバー

 8月5日【土】

夜空染める2万発

きょう岡崎の花火大会

岡崎城下家康公夏まつりの「第69回花火大会」(岡崎市、同市観光協会主催)がきょう5日、同市の中心部を流れる乙川と矢作川の河畔で開かれる。乙川沿いに完成した桟敷席約1660升や観覧場所として開放される岡崎中央総合公園のプロムナードなどを埋め尽くす人を前に、夏の夜空を染め上げる約2万発が打ち上がる。(今井亮)

花火大会が幕を開ける午後6時55分の「開幕大花火」は、これまでの仕掛花火からスターマインに変更。桟敷席正面で、水上スターマインや連発する小型煙火で華やかな幕開けを演出する。

両河畔では四〜十号玉をはじめ、各種スターマイン、三河花火の伝統を受け継ぐ岡崎花火組合が手掛ける花火が披露される「百花園コンクール」(7時40分ごろ)、川面に響くパチパチという音が特徴的な伝統の金魚花火(7時55分ごろ)などが次々と登場する。

終盤の見どころは、銀色の火の粉が川沿いに降り注ぐ「銀滝」(8時20分ごろ)や120メートルにわたって一直線に並んだ大筒から一斉に火柱が噴き上がる「大のし」。プログラムの最後を飾る「ファイナルハナビ」は市が進めるシティプロモーションをテーマに、メロディースターマインなどで構成される。

一方、菅生川(乙川)前では7時〜8時50分ごろに、川に浮かぶ2艘の鉾船「天王丸」と「菅生丸」で、手筒や乱玉などの「菅生神社奉納花火」が披露される。

雨天決行。開催情報は「夏まつり情報」(0180―99―1133)で、きょう午前11時から確認できる。会場周辺は午後1時から段階的に交通規制が始まる。規制時間は10時まで。

観光サイトやSNSで渋滞情報など随時更新

市はきょう午前8時30分から花火大会終了まで、公式観光サイト「岡崎おでかけナビ」、市のホームページとSNS(会員制交流サイト)のフェイスブックで、周辺一帯の駐車場の空車情報、渋滞状況、天気状況をリアルタイムで更新する。

車での来場者に対して、早めの迂回による周辺一帯の集中的な渋滞の回避と、空いている駐車場への誘導を図る。情報は決まった更新時間を設けず、状況の変化に応じてその都度更新していく。