東海愛知新聞バックナンバー

 2月24日【水】

幼保連携こども園へ

梅園、広幡、矢作の3幼稚園
来年4月に移行

岡崎市は来年4月1日、梅園、広幡、矢作の市立幼稚園3園を、就学前の教育と保育を一体的に行う「幼保連携型認定こども園」に移行する。29日に開会する市議会3月定例会に上程する平成28年度の一般会計当初予算案に、既存園を改修する整備費などを盛り込んだ約3140万円を計上した。

これまでなかった保育業務で開園時間・期間が拡大するため、移行に向け保育室の空調や園内の照明設備設置などを進める。3月定例会での議決を経て、9月定例会に認定こども園設置条例案を上程し、10月にも園児を募集する予定。3園の全体的な定員に変更はないが、平成31年度にかけて保育認定の定員を段階的に増やす。

3園のこども園移行は、市内の保育園が定員に達した場合の受け皿としての役割が見込まれる。移行後は3〜5歳を対象に受け入れる。開園時間は午前8時〜午後5時30分(土曜は午後0時30分)。市保育課によると、県内で幼保連携型の認定こども園に移行しているのは常滑市のみ。