東海愛知新聞バックナンバー

 6月10日【水】

井上道義さんら出演

8月30日 岡崎市民クラシックコンサート

第23回岡崎市民クラシックコンサートが、8月30日に同市民会館大ホールで開かれる。1727年製のストラディバリウスを奏でる若手実力派バイオリニスト・南紫音さんをソリストに迎え、名古屋フィルハーモニー交響楽団を大阪フィルハーモニー交響楽団首席指揮者の井上道義さんが指揮する。(今井亮)

曲目はヴェルディの「歌劇『シチリア島の夕べの祈り』序曲」、モーツァルトの「バイオリン協奏曲第5番『トルコ風』」、ショスタコービッチの「交響曲第5番」。午後2時15分に開場、3時に開演する。

チケットは全席指定でS席3,500円、A席3,000円、B席2,500円。同市民会館、市シビックセンター、市せきれいホール、富士プレイガイド、ツルタ楽器岡崎店、チケットぴあで販売している。

また、「若年層にクラシックコンサートを楽しんでもらいたい」と、今年から大学生以下を対象にした「学生券」(1,000円)を用意。学生券の座席はB席となる。

南さんと井上さんのプロフィルは次の通り。

南紫音
1989(平成元)年、北九州市生まれ。3歳でバイオリンを始め、15歳の時に2004年の「第13回アルベルト・クルチ国際バイオリン・コンクール」(イタリア・ナポリ)で優勝。翌年はバイオリニストの登竜門とされるロン・ティボー国際音楽コンクールで2位。08年にはユニバーサルミュージックからCDデビューした。ストラディバリウスはサントリー芸術財団から貸与されている。
井上道義
1946(昭和21)年、東京都生まれ。71年にグィド・カンテルリ指揮者コンクールで優勝。ニュージーランド国立交響楽団首席客演指揮者、新日本フィルハーモニー交響楽団音楽監督、京都市交響楽団音楽監督を歴任した。2007年からオーケストラ・アンサンブル金沢音楽監督を務め、14年に大阪フィルハーモニー交響楽団首席指揮者に就任。その直後から病気のため半年間の治療とリハビリに専念し、昨年10月に復帰した。ショスタコービッチの曲目を得意とする。