東海愛知新聞バックナンバー

 10月26日【日】

目引く斬新作品

きょうまで おかざきっ子展

岡崎市内の小中学生らの美術作品を展示する「第51回造形おかざきっ子展」が25日、おかざき世界子ども美術博物館で始まった。きょう26日まで。目を引くような斬新なアイデアもあり、児童・生徒らの力作約3万5000点に多くの親子連れが見入っていた。(竹内雅紀)

51回目を迎えた今年のテーマは「新発見! とびっきりアート」。昨年50回目の節目を迎え、「新たな一歩を踏み出す」という考えから、新しい視点の作品づくりや試みが盛り込まれた。

市内の70小中学校と公立3幼稚園の生徒・児童・園児約3万5000人が出品した。絶好の秋晴れとなった25日は、開始の午前9時から多くの人が訪れた。各ブロックに分かれて展示された作品を子どもが見つると「あったよ」と家族を呼び寄せて写真を撮ったり、作品の出来栄えについて親に説明したりしていた。

入り口付近では、福岡小6年生が粘土で作ったパフェを展示。会場入りする人たちは「おいしそう」「本物?」と足を止めて興味深げに鑑賞していた。また、豊富小は周囲の自然の木を使ったオブジェ、愛宕小はビニール傘を使った作品、三島小は空のペットボトルを装飾したオリジナルドリンク―などユニークで斬新な発想を披露している。竜南中のラメ入りのうちわ、カラフルな手ぬぐいには就学前の子どもたちがその華麗さに見とれていた。このほか、彫刻や木版画などにも注目が集まっていた。

午後5時まで。問い合わせは、おかざきっ子展本部(55―1329)へ。2日間で約6万人の人出を見込んでいる。