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 7月2日【水】

岡崎市制98周年祝う

功労・功績者ら73人6団体表彰

岡崎市は1日、市民会館で市制施行98周年記念式を開き、市の発展に貢献した功労・功績者73人と6団体を表彰した。また、40人目の名誉市民に選ばれた柴田紘一前市長(73)=大門3=を顕彰したほか、式典後には岡崎応援キャラクター隊11体が勢ぞろいし、市民にお披露目された。(竹内雅紀)

内田康宏市長は式辞で「人口約38万人の中核市であり、西三河地方の中心都市としての確固たる地位を築いているのは、先人のたゆまぬ努力と市議会、市民の格別なる理解、協力の賜物」と述べ、感謝の意を示した。

さらに来年は徳川家康公顕彰400年、2年後は市制施行100周年と節目を迎えることから「これらを絶好の機会ととらえ、『観光産業都市岡崎』の創造に向けて、シティプロモーションの推進を図り、岡崎市の活力の維持、持続的な発展へつなげたい」と強調し、公約の乙川リバーフロント計画や観光、産業、医療、福祉、教育などの分野において全力で取り組むことを誓った。式典会場の市民会館改修についても触れ「現在の施設を長寿命化する。平成28年10月には新しく生まれ変わった会館を披露できる予定」と述べた。

名誉市民の顕彰状を受け取った柴田前市長は「身に余る光栄。市長としての3期12年にはいろいろな思いがあるが、とりわけ心にあるのは平成20年8月末豪雨だ。伊賀川をはじめとする河川改修が進んでおり、関係者に厚くお礼を申し上げたい。岡崎市のますますの発展を心から期待している」とあいさつした。

式典ではこのほか、ジャズの分野で大きく貢献した内田修さん(84)=長久手市=や、オカザえもんの生みの親の斉と公平太さん(41)=名古屋市=らが表彰された。また、甲山中生徒が英語を交えて誓いの言葉を述べると、内田市長が英語で返答する場面もあった。

岡崎市は大正5(1916)年7月1日に県内3番目、全国67番目に市制を施行した。