東海愛知新聞バックナンバー

 11月13日【水】
全日本合唱コンクール

光ヶ丘女子高 最優秀の文科大臣賞

歌詞大事に楽しみながら

光ヶ丘女子高校がこのほど、全日本合唱コンクール全国大会高校部門Bグループ(10月26日、広島県福山市)で最優秀に当たる文部科学大臣賞を受賞した。同校初の快挙に部員たちは喜んでいる。(竹内雅紀)

出場人数33人以上が条件の高校部門Bグループには19校が参加。同校は1〜3年の合唱部員86人で臨んだ。課題曲「きょうの陽に」、自由曲「シャボン玉」の2曲を歌い上げ、上位(金賞)7校の中で最も良い成績とされる文部科学大臣賞に初選出された。

金賞には全国大会常連の県立岡崎高校なども選ばれていたが、並み居る強豪を抑えて栄冠を勝ち取った。

部長で3年の岡嶋美空さん(刈谷市刈谷東中出身)は「歌詞を大事にし、部員全員が気持ちを1つにして楽しみながら歌いました。今までの努力が報われて良かったです」とほっとした表情、副部長で3年の鈴木里奈さん(岡崎市美川中出身)は「部員同士でぶつかり合ったこともありましたが、お互いを高めることができました。一生の宝物です」と笑顔で振り返った。

来年度の部長で2年の河原早紀さん(豊田市崇化館中出身)は「来年はプレッシャーですが、今年を超えられるように頑張りたいです」と決意を新たにしていた。

また、同校は中学、高校部門を合わせて日本人の作品を歌った学校の中から選ばれる「カワイ奨励賞」も受賞し、創立50周年の記念すべき年に花を添えた。