東海愛知新聞バックナンバー

 3月27日【水】

きょう開通 都計道路 衣浦岡崎線

福岡と中島地区の一部で

岡崎市大平町の国道1号と西尾市西小梛町の矢作川大橋を結ぶ都市計画道路「衣浦岡崎線」(全長23.4キロ)のうち未開通区間だった福岡町から中村町にかけての1.48キロと正名町から中島町までの1.1キロの計2.58キロが、きょう27日、開通する。バイパス機能や生活道路の役目を果たす新道に地元住民の関心は高い。(竹内雅紀)

片側2車線の福岡町〜中村町間は午後1時30分、正名町〜中島町間は午前10時に車両通行が可能になる。ともに開通式は行われない。

福岡小学校前を通る県道市場福岡線(平成21年2月開通)はこれまで県道安城幸田線との接続点で右折または左折しかできず、特に「高須北」交差点手前では慢性的な渋滞が発生。ドライバーらの悩みの種になっていた。今回の開通で直進が可能になり、渋滞緩和が期待できる。

また、6月にオープン予定の「悠紀(ゆき)の里」の前を通る1.1キロは衣浦岡崎線の全線開通までは信号機は設置されず、主に生活道路として利用される。大型車は、六ツ美南部小学校の前を通る県道岡崎碧南線を使用することになる。

当初は今年度末で全線の開通予定だったが、東海道新幹線の高架下周辺にある県教委管轄の埋蔵文化財「八畝畑(やせばた)遺跡」の発掘調査が4〜10月に行われるために部分開通になった。「中島町上野」交差点から悠紀の里前と中村町から正名町までの未開通区間計約1キロは1年後の平成25年度末に開通見込み。東名高速道路岡崎インターチェンジから衣浦トンネルを結ぶ道がつながることになる。