東海愛知新聞バックナンバー

 12月5日【水】
岡崎・宇野病院

37キロのマグロ解体

行事食の「昼食」に提供

岡崎市中岡崎町、医療法人鉄友会宇野病院(宇野甲矢人理事長)で4日、「マグロの解体ショー」が開かれた。

同病院では入院患者に季節を感じてもらおうと、七夕や秋祭りなど年15回ほど「行事食」を提供している。

解体は初めての企画。給食を委託している業者が静岡県内の港で水揚げされた本マグロを持参した。重さ37キロのマグロをまな板の上に載せると、集まった入院患者と病院関係者から「大きいね」と歓声が上がった。

業者の4人が解体した。大小の包丁を使い、最初に頭部と尻尾を手際よく切り落とし、続いて胴体を4つに切りさばいた。

業者の男性が「この部分がトロ。おいしそうな色ですね」と話し掛けると、見守っていた人たちは身を乗り出すように見つめていた。

切り落としたマグロは刺し身にし、入院患者と病院職員合わせて約200人の昼食にした。

看護師に付き添われた入院患者は、「こんな大きなマグロを間近で見たのは初めて。迫力がありますね」と話していた。