東海愛知新聞バックナンバー

 11月2日【金】

アート&ジャズ 岡崎市内で開幕

現代美術展示やミニコンサート

3年に1度の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」の地域展開事業「岡崎アート&ジャズ2012」が1日、岡崎市内で開幕した。

来年8月10日に名古屋市と岡崎市で開幕する「あいちトリエンナーレ2013」の機運を盛り上げるために、現代美術とジャズの融合を目指したイベント。現代美術はシビコ6階・屋上、岡崎公園内の東隅櫓(やぐら)、旧本多忠次邸、康生地区の空き店舗などで、13組14人の芸術家の作品が並ぶ。

シビコ6階には布を使った迷路やゴムひもで川を表現したユニークな作品などがある。屋上では床に黒板塗料を施して、来場者がチョークで模様を描くことができるようになっている。

ジャズは材木町にある「まちなかジャズスペース」を拠点に、ミニコンサートやジャズ講座などが展開される。

午前10時〜午後5時。ほとんどが入場無料だが、旧本多忠次邸は有料(一般200円、小中学生100円)。問い合わせは、岡崎アート&ジャズ2012インフォメーション(26―1139)へ。

シビコ6階で開かれた開会式には、髙尾和彦愛知県副知事や内田康宏市長、前知事の神田真秋愛知芸術文化センター総長、古澤武雄岡崎商工会議所会頭らが出席した。

髙尾副知事は「来年のトリエンナーレにつなげるためにも岡崎のまちを散策しながら現代アートとジャズを楽しんでほしい」、内田市長は「就任後初めての大きな文化振興事業で、期待している。この機会に岡崎の素晴らしさを知ってもらえたら」とあいさつした。