東海愛知新聞バックナンバー

 5月18日【金】

■生活・就業支援 一体で

西三河で初
岡崎市役所にサポートセンター開所

生活支援と就業支援を一体化した「岡崎市就労サポートセンター」が17日、市役所西庁舎南棟1階に開所した。生活保護受給・申請者らの自立支援をワンストップサービスで行う施設は県内4カ所、西三河地方では初めてとなる。(竹内雅紀)

センターは54平方メートルで、開所時間は平日午前9時〜午後4時。市から福祉生活相談員2人、ポルトガル語の通訳1人、愛知労働局から職業紹介相談員2人の5人が派遣されている。公共職業安定所(ハローワーク)で使用している求人情報提供端末を4台設置。生活相談をした利用者が、同じ場所で職業相談、紹介が受けられる仕組みとなっている。

開所式には柴田紘一市長や、愛知労働局の新宅友穂局長らが出席。柴田市長は「市内の有効求人倍率は1.24倍と回復傾向にあるが、私たちを取り巻く環境は依然として不安定。生活支援と職業紹介が一体となることで環境は整った。支援範囲を広げていき、成果を上げたい」とあいさつ。式後、施設内を視察した。

岡崎市は、国が地域主権推進改革の一環で行うアクション・プランに基づいて、生活支援と就業支援を一体化したサービスを提案、昨年12月に採択されていた。