東海愛知新聞バックナンバー

 2月23日【木】

■「ホタル学校」に光る壁画

岡崎市豊富小6年生が特殊塗料で仕上げる

岡崎市鳥川町の旧鳥川小学校を活用し、4月1日にオープンする「ホタル学校」で22日、同市豊富小学校6年生40人が、来校者を迎える壁画の仕上げを行った。(大津一夫)

旧鳥川小学校のホタルの保護活動を紹介した『ホタルの光る川』が平成17年、「いきものをまもるシリーズ」の1冊として佼成出版社から発刊された。壁画(縦約2メートル、横3メートル)はこの本の表紙の絵を基に、6年生の担任・竹内謙作教諭が川沿いでホタルを追う子どもたちを描いた。

この日は特殊な塗料をホタルの光る部分に塗った。この塗料は日中に太陽の光を吸収し、暗くなると発光する。「ようこそ ホタル学校」という文字にも着色し、完成した。

校舎2階の東側にも17年度の卒業生が描いた縦約3メートル、横6メートルの壁画があり、同じように特殊な塗料などを使って補修した。

4年生まで旧鳥川小学校に通学していた今泉利陽君(12)は「久しぶりに学校を訪れ、とても懐かしい。ホタル学校を訪れる人たちが多くなればうれしい」と笑顔で話していた。

ホタル学校には、ホタルが生息する川の様子を模型などで紹介。子どもたちの提案で、鳥川地区の名水などを巡るスタンプラリーなども実施する予定。


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