東海愛知新聞バックナンバー

 11月25日【金】

■油彩画の魅力一堂に

岡崎市美術館 30日から所蔵品70点

岡崎市美術館で30日から企画展「油彩画の魅力 多様化する手法 バロック絵画から岡本太郎まで」が開かれる。バロック時代(16世紀末〜17世紀初頭)から20世紀にかけて描かれた同市所蔵の油彩画約70点が展示される。(竹内雅紀)

バロック時代に普及した油彩画は、さまざまな技法が用いられ、この企画展で多様な絵画表現を見ることができる。

フェルメールの師匠で、レンブラントにも影響を与えたとされるレオナルド・ブラーメルの「キリストの割礼」は光と影のバランスが絶妙。迫力があるルカ・ジョルダーノの「天使のミカエル」、ジャン=バスティスト・ナティエの装飾的な「アンジェリカとメドロ」などが並ぶ。

このほか、「カタルニアの農家」の中根寛や杉本健吉などの風景画、人の動きをとらえて描かれた具象絵画、岡本太郎に代表される心の内部の感情を表現した作品コーナーがある。

繊細から大胆まで

同館では「油彩でなければ表現できない世界や、繊細なものから大胆な表現までが一堂に会するこの機会に、油彩の魅力を楽しんでほしい」と呼び掛けている。

12月18日まで。午前10時〜午後6時。月曜日休館。入場料は一般300円、小、中学生100円。ただし、障害者手帳保有者や市内の小、中学生は無料。

問い合わせは、同館(51―4280)へ。


<<インデックスへ | <<前日のニュースへ

HOME