東海愛知新聞バックナンバー

 9月23日【金】

■和楽器とコラボ 曲作り

岡崎北高吹奏楽部 定演で披露へ
県の事業に採択

県立高校の部活動活性化などを図る県の「県立学校アクティブチャレンジ事業」の文化芸術部門で、岡崎北高校吹奏楽部の取り組みが採択された。同部は「和楽器と吹奏楽の融合」をテーマに、事業期間の3年間で和楽器を組み入れた楽曲を作曲し、同部の定期演奏会などで披露していく。(今井亮)

■OB三浦太鼓店主も協力

創業146年の老舗「三浦太鼓店」(岡崎市六供町)の5代目で、同校OBの三浦宏之さん(56)が、このほど講師として来校。1、2年生の部員72人が、和太鼓の構造などについて学び、理解を深めた。

三浦さんは、三河地方の身近な太鼓として祭囃子(ばやし)で使用される高音域の「ちゃらぼこ太鼓」や、100年単位で長持ちする和太鼓の特徴を説明。太鼓に張る牛革を紹介し、部員がロープと油圧ジャッキなどを使う革張りを体験した。

2年生の副部長村埜ひとみさん(17)=ホルン担当=と、副部長を補佐する総務係山崎あかねさん(16)=トロンボーン担当=は「和太鼓と吹奏楽の両方が引き立つ曲ができたらいいな、と思います」と口をそろえた。

同部は実行委員会を組織し、今年度から作曲に取り組んでいく。和太鼓のほか、琴や三味線なども組み入れる予定で、和楽器を演奏できる校内の生徒との共演も計画している。

同部顧問の村田浩明教諭(48)は「吹奏楽に和楽器の間合いを取り入れたらどうなるのかが楽しみです」と意気込んでいた。


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