東海愛知新聞バックナンバー

 8月25日【木】
自作視聴覚教材コンクール

■「大門のしめ縄」大臣賞

岡崎市内の教諭らが共同制作
伝統守る活動紹介

岡崎市現職研修委員会に所属する教諭らで構成する「自作教材制作委員会」と同市視聴覚ライブラリーが共同制作したビデオ教材が、今年度の「全国自作視聴覚教材コンクール」(財団法人日本視聴覚教育協会主催)で、最優秀賞の文部科学大臣賞を受賞した。(今井亮)

コンクールには各都道府県から小学校(幼稚園・保育所含む)、中学校、高等学校、社会教育の4部門に計103点の応募があった。同委員会はビデオ教材5点とマルチメディア教材2点を応募。このうち、ビデオ教材2点が小学校部門で最優秀賞を受賞したほか、中学校部門で入選した。

最優秀賞受賞作品は小学4年を対象とした社会科のビデオ教材で、題名は「大門のしめ縄―地域の伝統を守り、受けつぐ人々」。稲の乾燥作業に適していたことから、しめ縄の生産が約120年続く大門地区に焦点を当てた。

しめ縄生産が始まった経緯や昭和25(1950)年の「大門〆縄組合」設立などをたどり、地区に根付くしめ縄産業を特集。大門小学校の児童がしめ縄づくりの体験を通して同組合と交流する様子も紹介している。収録時間は9分31秒。

入選作品は「法性寺ねぎを守る」(中学2年、社会科)。愛知の伝統野菜に選定された「法性寺ねぎ」の歴史や特徴を調べ、法性寺町で法性寺ねぎの栽培に取り組む農家夫妻の情熱や生産過程を取り上げている。収録時間は10分28秒。

10月14日に東京都千代田区の東海大学校友会館で表彰式と発表会が行われる。


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