東海愛知新聞バックナンバー

 7月15日【金】

■チェーンソーで作業

岡崎市額田中 1年生が間伐体験学習

岡崎市額田中学校は13日、同市千万町町の宮崎財産区有林でヒノキの間伐体験学習を行った。参加した1年生生徒は、伐採したヒノキをチェーンソーを使って切ったり、皮をむいたりして、間伐作業を体験した。(横田沙貴)

同校のある額田地区は緑豊かで林業が盛んなことから、毎年1年生が総合学習の時間で林業について学び、間伐作業を体験している。15年以上続く行事だが、生徒がチェーンソーを扱うのは初めて。

この日は1年生84人が参加。生徒は額田林業クラブ(山本恵一会長)の会員に指導を受けながら、希望者がチェーンソーで作業をした。

会員が脇に付き「木が切れそうなときには、ゆっくり動かして」「枝打ちは切断面とチェーンソーが平行になるように」などの指示を受けながら、生徒は真剣な表情で手を動かした。何度か作業を行ううちに、扱いがうまくなっていった。

班で最初にチェーンソーを使った男子生徒は「初めて使ったので怖かったけれど、思ったほど振動がなかったので驚いた。林業をやりたいかは分からないけど、作業はまたチャレンジしてみたい」と話していた。

伐採された木は後日、岡崎森林組合員の手で製材され、総合学習の時間で生徒が作る道具の材料になる。


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