東海愛知新聞バックナンバー

 3月24日【木】

■石製のフットライト

岡崎 伊賀川の三清橋西
児童の足形などデザイン

岡崎市は岡崎城下二十七曲りの一つ、同市康生町の伊賀川にかかる三清橋の西詰めの階段に、地元の石匠による石製フットライトを設置。完成披露会が23日、同市連尺小学校卒業生ら関係者が参加して行われた。(岩月健)

同事業は市道岡崎郵便局北線の三清橋西側部分の整備に伴うもので、二十七曲りのPRと利用者の安全を願って施工された。

フットライトは同市小呂町の上新石材店・上野梓さんの作品で、NPO法人岡崎都心再生協議会から地元の子どもたちの足形を取り入れたデザインをとの提案があり、連尺小学校6年生30人の足形が使われた。

この日は、18日に卒業式を終えたばかりの児童と保護者ら約80人が参加。上野さんから「みんなの足形を丁寧に彫り込みました。曲線を使って柔らかさを出してみました」と制作意図を説明されると、大きくうなずいていた。

二十七曲りの通る材木町に住む卒業生の日比谷佳音さんは「自分の足形が作品の一部になって残るのはすごいことだと思います。みんなに教えてあげたい」と足形に視線を向けた。

フットライトは幅130センチ、高さ50センチ、厚さ10センチの額田産大川石2枚を組み合わせ、石と石の間に明かりを置いて足元を柔らかく照らすデザイン。1枚の石には透かし彫りが施され、他の1枚には片面に児童6人の足形が彫り込んである。2枚1組のフットライトが2基、1枚のものが1基設置された。


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