東海愛知新聞バックナンバー

 3月5日【土】

■師弟で全国大会に出場

岡崎市北中学校

師・杉浦諭さん=トロンボーン
弟・小林留奈さん=アルトサックス

岡崎市北中学校2年生の小林留奈さんと同校教諭の杉浦諭さん(30)の2人が、このほど行われた管打楽器コンテストの東海大会を勝ち抜いて全国大会に出場することが決まった。同一中学校で生徒と教師がともに全国大会に出場することは珍しく、学校中が快挙にわいている。(岩月健)

中学生のソロコンテスト東海大会はテープ審査で行われた。愛知・岐阜・三重・静岡県から計10人が出場。愛知2人、三重1人の3人が代表の座を射止めた。小林さんは、今月25日に浜松市のアクトシティ浜松で行われる第15回中学生・高校生管打楽器ソロコンテストに出場する。

小林さんは現在、吹奏楽部長でアルトサクソホンを担当する。日ごろは部員をまとめる立場だが、初めてのソロ演奏で緊張感も。当日は高橋宏樹作曲「ザ・ラストカントリー」を演奏。「リズムの速いところ、ゆったりしたところのメリハリをつけて演奏できるように練習したい」と課題を見据えている。

小林さんは、24日に東京都文京区の尚美ミュージックカレッジ専門学校バリオホールで開かれる、日本音楽教育文化振興会主催の第13回日本ジュニア全管打楽器コンクールの本選会にも出場が決まっており、厳しい練習の日々が続く。

杉浦さんは大学まで吹奏楽部でトロンボーンに親しんできた。昨年度まで5年間、同校の吹奏楽部顧問を務め小林さんを指導した。

今回、西三河の教員で編成する金管八重奏団「アンサンブルパストラーレ」のメンバーとして東海アンサンブルコンテスト職場一般の部に出場。25チーム中、第1位に当たる朝日新聞社賞を獲得した。今月19日、鹿児島市民文化ホールで行われる全国大会に出場が決まった。

杉浦さんは「週1回2時間ほどの練習ですが、和気あいあいでやっています。東海大会では自然に合わせることができたのが良かったのでしょう」とチームワークを強調した。

岡崎市内の竜海中・太田智宏教諭と矢作北中・吾妻利彦教諭も「パストラーレ」のメンバーとして全国大会に出場する。


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