東海愛知新聞バックナンバー

 11月5日【金】

岡崎の吉村医院舞台に記録映画

あすからイオンシネマ岡崎で上映
河瀬直美監督の「玄牝」

自然分娩(ぶんべん)で全国から妊婦が来院する岡崎市柱町の吉村医院(吉村正院長)を舞台にしたドキュメンタリー映画「玄牝―げんぴん」(河瀬直美監督)が、あす6日から同市戸崎町のイオンシネマ岡崎で公開される。(岩月健)

吉村院長は昭和36(1961)年に現在地で開業。できる限り医療介入をしない「昔ながらの自然なお産」を提唱。これまで2万人以上の出産をサポートした。

診療棟隣に豊田市足助町から移築した築約250年の「古屋」と呼ぶ茅葺(かやぶ)きの施設があり、妊婦が薪(ま)き割り、ぞうきん掛け、炊事などをしながら体力を蓄えるユニークな出産準備をしている。本格的な産綱のある分娩室を備えた建物は「お産の家」と名付けられている。この2棟とも純和風家屋で木材がふんだんに使われ、人に優しい施設になっている。

6年前に出産を経験した河瀬監督は、自然分娩を選んで生命の誕生を待つ妊婦たちの輝きを自身の手でカメラを回し、90分のドキュメンタリー映画に仕上げた。作品は今年9月スペインのサンセバスチャンで行われた第58回サンセバスチャン国際映画祭に出品され、国際批評家連盟賞を受賞した。6日から全国で順次公開される。

イオンシネマ岡崎での上映は、午前10時30分から1日5回上映の予定。6日は1回目の上映後と2回目の上映前に吉村さんの舞台あいさつがある。問い合わせは、イオンシネマ岡崎(72―3020)へ。


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