東海愛知新聞バックナンバー

 8月4日【水】

地域密着型映画「幸福な結末」

来年5月上映へ 大樹寺で撮影

岡崎市や豊田市を主な舞台とする地域密着型映画「幸福な結末」がこのほど、クランクインした。出演者やスタッフの多くが西三河地域在住の市民参加型の映画は、8月に集中して撮影を行い、来年5月にこの地域で上映される。(竹内雅紀)

映画は、地方で孤独な生活を送る中年の絵本作家が、絶望の末にビルの屋上から身を投げる。落下途中に現れた見知らぬ少女と入れ替わり、5日前にタイムスリップ。死を選ぶようになった自分を見つめ直す―というヒューマンファンタジー。

7月24日に豊田市でクランクイン。岡崎市内では今月2日、喫茶店でスタートした。同日午後は大樹寺で撮影が行われ、三門前で少女がイヌに語りかけるシーンや境内で雨のシーンを撮った。

■主人公、ヒロインやスタッフ20人参加

■現場に緊張感「カット」で笑みも

撮影には、主人公の井上秀之さんとヒロイン(少女役)の清水香奈さんのほか、岩松顯監督らスタッフ約20人が参加。本番になると出演者の表情が一変。周囲にも緊張が走ったが、「カット」の声が掛かると笑みもこぼれ、場が和んだ。

納得するまで同じシーンを繰り返し撮り続けていた岩松監督は、「屋外での撮影は予想外の展開もあって大変ですが、何とか撮れています。スタッフ一同、最後まで頑張ります」と意気込んでいた。


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