東海愛知新聞バックナンバー

 6月3日【木】

ビスタライン保全

電線地中化 早急に対応
岡崎 景観計画策定し協議へ

岡崎市議会6月定例会は2日、本会議を再開。前日に引き続き一般質問が行われ、加藤義幸(自民清風会)柴田敏光(ゆうあい21)山崎憲伸(自民清風会)鈴木雅登(同)柵木誠(無所属)井手瀬絹子(公明)の6議員が登壇した。(山本浩禎)

柴田議員が、大樹寺から岡崎城を望む歴史的眺望(ビスタライン)の電線類の地中化についてただした。

小林健吾都市整備部長は「岡崎城への眺望を遮らないように、まずは建築物などの高さの制限を行うなど、大樹寺三門前の眺望点から岡崎城までの約3キロ区間について、現在策定を進めている景観計画に重点地区として位置づけ、その保全を図る考えだ」としたうえで、「電線類などの地中化事業を進めるには関連事業者などが連携して取り組まなければならず、これらの事業者などで構成する中部ブロック電線類地中化協議会で協議し、合意を得ていく必要がある。このため景観計画策定後、速やかにビスタラインや大樹寺周辺の景観上重要な道路について関係事業者などと協議を進め、電線類の地中化促進を考えている」と答えた。

総合学習センターの施設内容は

加藤議員が、(仮)総合学習センターの施設の内容について質問した。

野田光宏教育監は「1階は和室1室、会議室2室、喫茶室と談話コーナーがある。この和室と会議室は一般市民にも利用していただく。2階は小ホールと教材研究室、3階は教育図書館と教科・領域演習室で、小ホールを除く2、3階は教員の研修・研究の専用施設となる。教育図書館は新たな施設で、教育関連図書・資料の充実を図るとともに、OB教員の協力を得て現役教員の多種多様な相談に応えるようなところにしたい」としたうえで、「講堂や小ホールは興業場としての貸し出しはできない見込みであり、学習発表に関することや各種報告会などの利用が主になると考えている。建築基準法の用途地域の規制など法的な制約などに留意しつつ、できる限りこれまでのように利用できる方向で努力していきたい」と述べた。


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