東海愛知新聞バックナンバー

 6月11日【木】

■球根植え付けに参加を

市民団体が呼びかけヒガンバナの名所づくり
27日・岡崎乙川堤防で

岡崎市東明大寺町、市竜美丘会館北側の乙川堤防をヒガンバナの名所にしようと、地元住民らが27日、球根の植え付けを行う。用意される球根は数万個あり、主催するカミナリの会(高橋叶会長)は「1人でも多くの市民に手伝ってもらいたい」と、参加を呼びかけている。

東明大寺町の乙川左岸で県が河川敷の草刈りを行ったあと、一帯でヒガンバナが群生しているのを「葵桜の会」代表の三橋美千子さんが2年前に見つけ、名所にしようと計画。これを知った東明大寺東の総代でもある高橋さんが、総代会の役員、葵桜の会のメンバーらに呼びかけてカミナリの会を設立した。

ヒガンバナは、花の形から「カミナリ」とも呼ばれる。

4月11日には球根掘りを行い、掘り出した球根は三橋さんが自宅の駐車場に置いて乾燥させている。球根は乾燥させると花の付きがよいとされる。

このほか、計画に賛同した市民からも球根が次々に寄せられ、今では「何万個あるのか数えられない」(三橋さん)という。

当日は午前10時から作業を始める。堤防に沿った延長約150メートルに、土を掘り球根を植え付けていく。ヒガンバナは赤い花というイメージがあるが、現在は品種改良で白やピンク、黄色の花もあり、こうした違った色でハート型に植えて花を咲かせる。

「自分たちが植えた球根から花が咲けば、いい思い出になる」と同会では、既に地元の三島小学校の児童にチラシを配った。参加者には市指定の「ごみ袋」をプレゼントすることにしており、500セットを用意する。


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