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東海愛知新聞

琴光喜関 待望の「大関」昇進へ

“打ち上げ”にファン600人
早くも「さらに上を!」

 岡崎市出身の大相撲関脇、琴光喜は大関昇進をかけた名古屋場所で快進撃を続け、千秋楽の稀勢の里戦では突き落としに敗れたが13勝2敗の好成績。25日に開かれる番付編成会議と理事会で大関昇進が承認されることが確実になった。
 場所終了後に名古屋市中区のホテルで開かれた佐渡ヶ嶽部屋の打ち上げパーティーにはファン、関係者ら約六百人が駆けつけ、「大関おめでとう」の声で、さながら昇進祝賀会の雰囲気だった。
 岡崎後援会からも岡田庸男会長はじめ関係者ら約20人が出席して名古屋場所の健闘をねぎらった。
 今場所の琴光喜は、初日の若の里戦を不利な体勢から粘りに粘って勝利すると、緊張感から解放されたのか快進撃が続き、10日目の横綱白鵬戦では全勝対決を制し優勝争いの単独トップに立った。
 11日目の朝青龍戦では連敗記録更新という屈辱を味わったが、翌日の苦手千代大海戦では今場所一番の気迫を見せ、上手出し投げで勝利。翌日の豊真将にも勝って大関昇進のめどと言われていた12勝を手中にした。
 千秋楽に敗れ 打ち上げパーティーには約50人の報道陣、約600人のファンらが集まり身動きできないほど。佐渡ヶ嶽親方(元琴の若)と琴光喜が会場に入ると拍手と大歓声が沸き起こった。
 岡崎後援会を代表して岡田会長が「こんなにうれしいことはありません。前親方や親方夫妻はじめ部屋をあげて支えていただいて今日を迎えることができました。大関になってもさらに上をめざして精進してほしい」と喜びを語った。
 琴光喜関は「きょうの悔しさを忘れずに、大関として一場所でも早く優勝したい」と力強く話した。
 また、応援に来ていた中学時代の恩師、小嶋博美さんは「今場所はやってくれると思った。12勝してほっとした気持ちが残り2日間に出た。これから祝賀行事などで忙しくなるが、大関にふさわしい稽古けいこを積んで横綱をめざしてほしい」と激励していた。

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