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東海愛知新聞

廃水浄化施設 など見学

万有製薬で“環境授業”
岡崎市六名小

岡崎市上六名3の万有製薬岡崎工場で22日、小学生に工場廃水の浄化について学んでもらう環境教育プログラムが行われた。
 このプログラムは同社の環境安全課チームが企画。工場や家庭からどのような廃水が出るのか、その廃水を浄化するにはどのような取り組みが必要なのかを、実験や施設の見学を通 して子どもたちに分かりやすく説明するもので、説明役は社員の有志が務めた。
 この日は、同社に近い六名小学校の児童32人が参加。各建物の廃水を集めた調整槽、酸やアルカリを使って中和させる中和槽、微生物で汚れを分解する曝気槽(ばっきそう)など、工場廃水が浄化処理されていく過程に沿って見学した。曝気槽では、普段は開けられることのない施設のふたが開けられ、子どもたちが槽内の様子や中から取り出された浄化途中の廃水を見たりした。
 その後、市内の川の水、処理後の工場廃水、牛乳や洗剤を混ぜた水の汚れ具合を簡単な水質実験で調べ、魚が住むにはどのくらいの環境が必要かを学んだ。
 4年生の田島涼君(10)は「水をきれいにする方法を知らなかったのでびっくりした。環境の勉強をして、万博にも行ってみたくなった」と話していた。

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