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東海愛知新聞

岡崎市大樹寺小の和太鼓「阿吽」

10月の全国大会へ 日本一めざし猛練習

岡崎市大樹寺小学校の和太鼓部「阿吽(あうん)」が、十月に開かれる第四回東京国際和太鼓コンテストの本選出場を決めた。部員らは、夏休み中も登校して課題曲や、自由曲のレベルアップに汗を流している。

 練習会場は、2階の教室。見ているだけで汗が流れる暑さのなか、掛け声を出しながら全身で太鼓を打つ部員たちの顔から汗が飛び散る。
 現在の部員は4、5、6年生合わせて47人。本選の舞台を踏めるのは12人だが、ほとんど全員が練習に参加している。
 同部は、平成2年に「祭り囃子(ばやし)クラブ」として発足。8年に和太鼓部として本格的に活動を始めた。
 太鼓の編成は、しめ太鼓と長胴太鼓を基本に漬物だるを利用した太鼓も加え、阿吽らしいオリジナルな音を追求している。
 創作曲「家康の自立」は、同部の代表曲で入学式や学習発表会、学区敬老会や訪問演奏の定番になっている。
 コンテストのテープ審査もこの曲で初参加。見事予選を突破した。
 同部が出場するのは、組太鼓部門青少年の部(6歳〜15歳)で、本選に出場できるのは全国で10組のみ。地域のグループが多いなか、小学校単独で出場するのは同校だけという。
 お盆明けから練習を再開。今は、課題曲「鼓楽響成(こがくきょうせい)」に取り組んでいる。
 顧問の田中芳子教諭は「リズム、強弱の表現とも難しい曲ですが、夏休み中にパート練習を仕上げ、本選では、聴く人の印象に残るうちらしい演奏をしたい」と目標を語る。
 6年生の赤沢奈穂美部長は「出場できてうれしい。1位になって大きな足跡を残したい」と張り切っている。
 練習には、OBの杉浦孝治君(葵中1年)も駆けつけ、熱心に指導していた。
 本選は10月15、16日、東京都渋谷区の国立オリンピック記念青少年総合センターで開かれる。

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