孫と作った絵本
岡崎の柴田さん 『たこやきせいじん』出版
タコの8本足にちなみ、8月8日は「たこ焼の日」―。岡崎市丸山町の絵本作家柴田友康さん(74)はこのほど、たこ焼きにちなんだ絵本『たこやきせいじん』を発表した。小学5年の孫娘・深川紡希さん(11)のアイデアが元で、好きなものへ向けるエネルギーの強さや尊さ、子どもへの無償の愛などを表現している。(髙橋杏佳)
同作は「たこやきせい」で暮らす「おうじ」が宇宙一おいしいたこ焼きを求めて、仲間とともにさまざまなたこ焼きを作るなかで大切なことに気がつく―という内容だ。
柴田さんは元々デザイナーやイラストレーターとして大手企業で働いていたが、20代のころに書店が行う絵本作りの講座に参加したのをきっかけに、趣味で絵本を作るようになった。70歳を機に作家として活動を開始。これまでに『にんぎょひめの わがまま』『おおきな おともだち』の2作を出版した。
絵本作りでは「子どもが楽しんで読めること」を大切にしており、子どもの目線に立つため、孫たちの意見やアイデアを取り入れている。今作では紡希さんが思いついた「たこやきせいじん」という言葉と、描いたキャラクターに刺激を受けて物語をつくり上げた。そのため、「あん」(案)として紡希さんの名前も記されている。「たこ焼きという、みんなが好きなものと星人(宇宙人)という組み合わせが面白いと思った」と柴田さんは振り返る。
B5判32ページ、フルカラー印刷。1540円。みらいパブリッシングから出版され、全国の書店などで販売されている。
また、柴田さんは同作を含めた著書3作を市を通じて市内の公立保育園・こども園36園に寄贈した。
