戦争起こさぬ日本に
岡崎市平和祈念式 遺族ら参列
日清・日露戦争から太平洋戦争までの戦禍で犠牲となった岡崎市民を悼む市主催の平和祈念式が17日、市図書館交流プラザ(りぶら)ホールであった。遺族ら約50人が犠牲者の冥福を祈り、平和への思いを新たにした。
式典は、太平洋戦争末期の1945(昭和20)年に市内を襲った「岡崎空襲」の発生日である7月20日付近に毎年行われている。この日は参列者が黙とうしたり、祭壇に花を手向けたりしてみ霊を慰めた。
内田康宏市長は式辞で「1日には市制施行110周年を迎えた。本市の歩みは、戦争によって心ならずも命を落とした人たちの犠牲の上に成り立っていることを私たちは決して忘れてはならない」と強調した。
学生による「誓いの言葉」では、岡崎大学4年の津居幸恵さん(22)が登壇。「日本が再び戦争の惨禍を起こすことがないよう、私たちは平和を強く願い、その大切さを未来につなぐことを誓う」と高らかに宣言した。
参列した岡崎市遺族連合会の木俣正俊会長(85)=同市=は「戦争で一家の大黒柱や肉親の命を奪われ、家庭までも破壊された家族が歩んできた苦労の道は長い試練の歳月であり、言い尽くせない」と振り返った。(犬塚誠)
