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東海愛知新聞

地元の個性ある「赤門」

東阿知和の謁播神社 市景観重要建造物に指定へ

岡崎市東阿知和町の謁播あつわ神社にある「赤門」が、市の景観重要建造物に指定される。岡崎城の遺構と伝わる建造物で、地域の景観上の象徴になっている点が評価された。指定は6月5日付。市内では14件目。 (犬塚誠)

岡崎城の遺構か

市まちづくり推進課によると、門は17世紀後半の江戸時代中期に建てられたと考えられている。建築当時の部材が使われており、江戸時代の棟門の形式を今に伝える。「赤門」の名称は、朱塗りであることに由来する。

言い伝えでは、元々は岡崎城にあったとされている。城内にあった念仏堂に関する建造物との見方もある。ただし、来歴を示す資料は残っていない。城の取り壊しに伴って1872(明治5)年に移築されたという。

景観重要建造物は、地域の景観上重要な建造物を指定する制度。歴史・文化的価値を評価する指定文化財とは異なる。外観の修繕などには市の許可が必要だが、外観保全に必要な修理の場合は費用の補助が受けられる。

赤門は神社の出入り口、市北部を流れる青木川に南面して立っている。境内では赤門、拝殿、本殿が南北一列に配置されている。周囲には木々が広がり、周辺道路からは緑の中に映える赤色の門が見える。

今回は所有者から「『岡崎城から移築された』といういわれがある門に、何とか価値づけができないか」との打診があったことをきっかけに指定に至った。2月19日に開かれた市景観審議会で指定が決まった。

同課は「岡崎城に関するいわれがある門は市内にもいくつかあるが、謁播神社の赤門は地元の人からも大切にされている。地元の個性ある景観を形成している門」としている。

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