新たな在り方提案
岡崎の麩屋万 あいちサービス大賞
岡崎市日名本町の株式会社麩屋万がこのほど、先進的なサービスを提供する優良事業者を県が表彰する「第8回あいちサービス大賞」で、入賞5社中2位相当の「審査委員長賞」に輝いた。時代に合わせた麩の在り方を提案している点が評価された。 (犬塚誠)
麩屋万は1911(明治44)年創業の老舗。すき焼きでおなじみの生麩をはじめ、焼麩や麩まんじゅうなどを製造してきた。売れ筋は、味も色も多彩な生麩まんじゅう「たまかざり」。ラムネ味など9種類ある。
たまかざり誕生のきっかけは10年ほど前。「生麩の消費が落ち込む夏場でも売れる商品を」と開発した。目指したのは“映える”スイーツ。アイデアは、岡崎ビジネスサポートセンター(オカビズ)が考えた。
挑戦は新商品開発にとどまらない。5年ほど前には県立岡崎商業高校や名古屋文理大学とのコラボも始めた。麩を韓国料理の「トッポギ」風にアレンジしたり、マーケティング面で意見を交わしたりしてきた。
4代目の峯田和幸代表取締役(54)は「最初は葛藤もあったが、時代時代に合った商品はいつもあったはず。古いものがありつつ、新しいものもあるということが良い。今後も学生と共に商品開発できたら」と語る。
峯田代表取締役らは27日に市役所で内田康宏市長に受賞を報告した。内田市長は「麩が八丁味噌や花火と肩を並べるようなものになれば」と期待を込めた。
