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東海愛知新聞

大隅さん9年ぶりの来岡

ノーベル生理学・医学賞受賞者が講演

細胞内の分解・リサイクルシステム「オートファジー(自食作用)」を解明し、2016(平成28)年にノーベル生理学・医学賞を受賞した大隅良典さん(81)が22日、岡崎市せきれいホールで講演した。自身が理事長を務める公益財団法人大隅基礎科学創成財団主催のイベントの中で登壇。かつて所属していた自然科学研究機構基礎生物学研究所がある岡崎での一般向け講演は、ノーベル賞受賞記念講演(17年2月)以来となった。

大隅さんはオートファジーの研究に進んだ道のりを紹介し、「研究はうまくいくように見えても大変時間がかかること理解してほしい」と述べた。また、自身の研究を振り返り「役に立とうと思って始めたわけではない。知的好奇心を持ち続けた結果だ」とし、継続することの重要性を説いた。さらに「情報があふれる時代になり、何でもAI(人工知能)に聞いてみようとして、考えることを放棄している。成果が短期的に問われる社会になっている」と懸念を示した上で「科学は文化。新しいことが分かることをもっと大事に楽しむ社会になってほしい。科学に興味を持ってチャレンジしてほしい」などと聴講した小中高生らにメッセージを送った。

イベントでは、高校生らによる科学体験ブースも設けられた。

大隅さんは1996〜2009年に基生研でオートファジーの仕組み解明の研究を行った。17年には市民栄誉賞を受賞している。(竹内雅紀)

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