積極的な支援を 岡崎食の今後のPR
岡崎市議会一般質問
岡崎市議会12月定例会は2日、本会議を再開。前日に引き続き一般質問が行われ、鈴木雅子(無所属・日本共産党岡崎市議団) 前田麗子(自民清風会) 野々山雄一郎(自民清風会) 蜂須賀一郎(自民清風会) 中根善明(無所属・日本共産党岡崎市議団) 野島さつき(公明党) 井町圭孝(民政クラブ) 神谷茂樹(自民清風会)の8議員が登壇した。 (竹内雅紀)
野々山議員が、岡崎食のPRの今後の取り組みについて市の考えをただした。
内田康宏市長は「複数の農業団体などで構成される実行委員会や協議会を核として、組織的に連携・協働しながらPR活動に取り組むことが重要と考える。同一作物を生産する団体、農作物を通じて地域を盛り上げる団体が核となった自律的なPRこそ、持続可能で農の持つ魅力の輝きを放ち続けるものと考え、市としても積極的に支援していきたい。具体的には、地域名と品目名を組み合わせた地域ブランド推進品目は、特許庁の地域団体商標取得を視野にしており、親善都市やゆかりのまちのイベント等に積極的に出張販売を行い、そのPRに努めていくほか、県の『いいともあいち食の街道』への登録誘導も図っていきたい」と述べた。
来年度以降の矢作デマンド
前田議員が、間もなく実証運行開始から丸3年が経過する予約型乗合タクシー「矢作デマンド」の今後の方針について聞いた。
岡田晃典総合政策部長は「矢作デマンドは矢作地域の移動に困っている人の移動の足として寄与している。単に乗合率が未達成だからやめてしまうというものではない。今後は実利用者への聞き取りを実施して、利用実態から、利用者の生活そのものに寄り添うことで、公共交通を切り口とした本市の抱える課題解決の糸口となるのであれば、矢作デマンドを継続する意義にもつながると考えている」とした。その上で「目下の課題としては、一般のタクシー利用よりも高額な利用者1人当たりの市負担額を下げつつ、矢作地域の公共交通ネットワークの最適化を図ることと認識している」と答えた。
帯状疱疹予防接種の自己負担額
鈴木議員が、帯状疱疹予防接種の自己負担額について聞いた。
片岡博喜保健所長は「予防接種の自己負担額は各自治体において決定している。本年度の接種1回当たりの費用は、不活化ワクチンは2万1626円、生ワクチンは8426円と積算している。自己負担額は令和5(2023)年度および6年度に実施した任意接種においては、接種1回当たりの自己負担額を不活化ワクチンは1万1500円、生ワクチンは4500円としたが、本年度は任意接種から定期接種化され、自己負担額を不活化ワクチンは9000円、生ワクチンは3500円に設定した。非課税世帯は課税世帯の半額、生活保護世帯は免除するなど低所得者に配慮した自己負担額にした」と答弁した。
