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東海愛知新聞

夢を持てる世の中に

長野県箕輪町の吉田さん
幸田へ作品届ける

9月19日に長野県箕輪町で開かれた同町と幸田町の姉妹都市提携締結式で箕輪町から幸田町に贈られた記念品の染色画「筆柿の夢」を制作した箕輪町の染色画家・吉田冴子さん(78)が10月10日、幸田町役場を訪れ、成瀬敦町長に作品を届けた。

この日初めて幸田町に来た吉田さん。作品制作に当たって同町から送られた筆柿の写真を見て「スタイルの良い美しい柿」と感じたといい、「誰もが夢を持って楽しく幸せに暮らせる世の中になれば」という思いを、筆柿が実る幸田町の風景で表現した。

縦約150センチ、横約90センチ。ビロードの生地に薄い色から染め重ね、ろうが染料をはじく性質を利用した「ろうけつ染め」の技法で色が確定した部分にはろうを塗って次の色に染まらないようにして、4カ月ほどかけて制作した。

近日中に幸田町役場1階ロビーに展示される。成瀬町長は「町民に絵に親しんでもらい、箕輪町や、ろうけつ染めのことを知ってもらえたら。大切にしていきたい」と伝えた。

両町の交流は1995(平成7)年に始まった。幸田町の姉妹都市は長崎県島原市に続き2カ所目。(酒井希実)

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