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東海愛知新聞

独学で技磨き頂点

岡崎市立竜海中学校1年の小倉旭さん ストリートダンス世界一

岡崎市立竜海中学校1年の小倉旭さん(13)がこのほど、英国で開かれたストリートダンスの世界大会「UDO STREET DANCE WORLD CHAMPIONSHIPS 2025」のソロ14歳以下中級部門で優勝した。(犬塚誠)

世界40カ国から約4000人が集まる大会。同部門には30〜40人ほどが集まり、オーディション形式で審査が行われた。演技時間は45秒〜1分ほど。腕や体をむちのようにしならせる「ワックダンス」を披露した。

決勝には予選を通過した8人が進出。小倉さんは持ち味の切れのある動きで、初出場ながら世界一の座を射止めた。「自分の中で、踊りの中にストーリーをつくれるようにしたかった」と振り返る。

パフォーマンスの時間まで、どのような曲がかかるかは分からない。「勝ちたい」「優勝したい」という思いが強過ぎるあまり、踊りに焦りが出る場面もあった。曲に耳を傾ける余裕もなくなりかけたが、乗り越えた。

ダンスを習い始めたのは小学2年の時。知り合いの紹介がきっかけだった。小学6年まではダンススタジオに通っていたが、現在は近くのダンススタジオを借り、独学で自身のパフォーマンスを高めている。小倉さんは「とても緊張したが、『自分が一番楽しむ』という気持ちで、全てを出し切って踊ってきた。今後も技術・表現力に磨きをかけ、世界中に感動を与えられるようなダンサーになりたい」と語る。

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