太陽の城跡地 暫定で貸し出し
市が事業者を募集
岡崎市は、ホテルなどの誘致予定があるものの具体的な整備時期が決まっていない同市明大寺本町の太陽の城跡地について、用地を暫定活用する事業者を募集している。活用可能期間は10月1日~2027年3月末。
1000~1300平方㍍ほどの4区画を貸し出す。1区画は有料時間貸し駐車場の整備・運営が必須。残る3区画は事業者からの任意提案を受け付け、市内中心部を流れる乙川での催事と連動した活用を目指す。
市まちづくり推進課によると、市内部での調整の結果、「27年3月末までは市として活用することはない」との結論に至った。市有地のため固定資産税はかからないが、放置しておくよりも有効活用しようと考えた。
同所は市にとっての“いわくつき”の地でもある。市が12(平成24)年6月に発表したホテル計画を巡っては、市長の交代で市の方針が二転三転。参入を計画していた事業者が撤退するなどして、更地の状態が続いている。
市は今年9月16日または24日まで(申請書の様式による)を提案書の受付期間としている。30日には事業者からプレゼンテーションを受けるとともに聞き取り審査を行い、10月1日に審査結果を通知する。
詳細は、市ホームページで確認できる。 (犬塚誠)