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東海愛知新聞

情報系資格取得で快挙

県立岡崎東高清水さん十冠、岩田さん八冠

県立岡崎東高校3年の清水美羽さん(17)=岡崎市立矢作北中学校出身=がこのほど、日本情報処理検定協会主催の検定・認定試験において、全10種目での1級取得を達成した。同じく3年の岩田冴香さん(17)=市立竜南中学校出身=は8種目を取得。挑戦し続ける気持ちとたゆまぬ努力が実を結んだ。 (犬塚誠)

岡崎東高によると、本年度の試験で清水さんと同じ“十冠”を達成したのは全国で24人(8月末時点)。岩田さんの8種目取得は8人(同)で、それぞれ「全十冠特別賞」と「会長特別賞」を受賞した。

挑戦したのはワープロや表計算、パワーポイントなどの試験で、いずれもパソコンによる実技テスト。制限時間内に規定の文字数を打ち込んだり、条件に従ってデータを処理したりと、種目ごとに必要な技能は異なる。

英文の入力スピードを測る検定は、10分間に「2000ストロークス(純字数)以上」の入力が必須。データベースの情報処理技能検定は少しのミスでも結果がずれてくるなど、いずれも合格は至難の業だ。

2人は1年生の10月から1級合格に向けた挑戦を始めた。情報処理部での部活動や授業などで知識と技術を習得。自宅での自習では文字の入力速度を上げたり、間違えたポイントを繰り返し復習したりして力を付けた。

清水さんはけんしょう炎になる恐れと闘いながら、自分にとって最適な練習量でタイピング技術を向上させた。岩田さんは分からない部分を部員同士で話し合うなどして苦手分野を克服し、2人そろって実力を発揮した。

清水さんは「入部してからずっと目標にしていたことだった。達成できてうれしい」、岩田さんは「ブラインドタッチから始めた自分が、8種目を取ることができたことに驚きとうれしさを感じる」とそれぞれ述べた。

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