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東海愛知新聞

乙川にSUPの花咲かす

岡崎 「ワイレオ」きょう開業

水上の自由を手に入れて―。岡崎市康生町できょう15日、立ちこぎボード「SUP」の教室などを開く「waileo(ワイレオ)」が開業する。代表の浅野茂さん(55)は市内中心部を流れる乙川でSUPに関わって10年。これまでボランティアとして手伝ってきたが、一念発起して脱サラし、インストラクター業として「乙川にSUPの花を咲かせたい」と意気込む。 (竹内雅紀)

SUPは「Stand Up Paddleboard」の頭文字で、ロングボードの上に立ち、1本のパドルを使ってこいで水面を進むアクティビティーだ。

約30年前にサーフィンを始めた浅野さんは、「波がない時にも水上で遊びたい」との思いから、15年ほど前にSUPを始めた。2013(平成25)年にインストラクターの資格を取得。SUPサーフィンの競技者(50歳以上のマスタークラスの元全日本王者)としても活躍中という。

岡崎市は15年から国のかわまちづくり支援制度を活用し、民間事業者や市民らとともに乙川におけるさまざまな活動を展開してきた。

浅野さんは同年からSUPを使ったイベントに協力していたが、愛知県内の自動車関連会社に勤めるサラリーマンだったためボランティアだった。もともとサーフショップなどを開きたいと考えていたこともあって起業を決意し、昨年7月に会社を早期退職した。日本政策金融公庫や岡崎ビジネスサポートセンターの創業支援も受けた。

ワイレオのワイはハワイ語で「水」、レオは「音楽ではない音」となり、自身は「水のささやき」と表現する。水上でボードに寝そべった時に響いた水の音をヒントに命名した。拠点とする場所は、伊賀川沿いにあり、昭和時代に貸しボート屋を営んでいた「あつたや」(廃業)の倉庫を改装した。

ワイレオではSUP教室や体験会、ツアーなどを行うほか、ウエットスーツやサーフボードの販売なども行う。教室は2時間6500円〜で、体験用のボードは長さ3.1メートル、幅0.8メートル。「SUPの魅力は水上の自由。命を預かるサービス業として安全第一で展開していきたい」と語る。

詳細は「岡崎ワイレオ」で検索。問い合わせは、ワイレオ(050―8883―8593)へ。

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