春の雪辱果たす
岡崎・小学生チーム 竜美ヶ丘クラブ
ソフトボール全国大会
岡崎市立三島小学校を主な練習拠点とする小学生のソフトボールチーム「竜美ヶ丘クラブ」が第39回全日本小学生男子ソフトボール大会(8月2〜5日・福井市)に出場する。今年3月に続く全国の舞台だが、夏は2012(平成24)年以来13年ぶり。2回戦で敗退した春の雪辱を果たし、ベスト4入りを目指す。(竹内雅紀)
今年5月の愛知県予選で準優勝し、全国大会の出場権を得た。トーナメント形式の県予選は4試合を戦い、3試合は無失点の危なげない試合展開で決勝に駒を進めた。決勝は春の全国大会覇者の安城桜井SBCに1―4で敗れた。竜美ヶ丘クラブは、投打の要である青野心星君(六ツ美北部6年)を中心とした守りのチーム。青野君は県予選で3完封、2本塁打と活躍した。
中根純一監督(51)は「春の全国大会は2回戦で準優勝チームに敗れた。得点力が弱いため、打撃の練習に力を入れている」と語る。4月からのルール改正で投球距離(投手板〜本塁の距離)が1.52メートル延長されて12.19メートルになり、「球速が落ちた分、打者有利。三振が取りにくくなり、当てられやすくなった」と分析。その一方で、攻撃面では盗塁がしやすくなったという利点がある。「機動力を生かした点の取り方が重要になる」と考えている。
青野君は直球とチェンジアップに加え、打者の手元で浮き上がるライズボールを織り交ぜて、投球術の向上を図る。「1つでも多く勝ち、上に行けるよう頑張りたい」と闘志を燃やす。
主将の川上琉臥君(六ツ美中部6年)は「主将として下を向くことなく、全力で声を出し続けてチームを引っ張りたい」と意気込んでいる。
夏の大会は暑さとの闘いでもある。中根監督は「選手たちの体調を整えながら、チーム一丸となって残り1カ月間取り組みたい」と細心の注意を払う。