地元の言葉を大事に
「おかざき弁を見る・聞く」展
本紙連載 100の三河弁を揮毫
岡崎市竜泉寺町の書家丹羽勁子さん(77)が100の三河弁を揮毫した書作品が並ぶ個展「おかざき弁の見る・聞く」が11日、同市明大寺町のギャラリー葵丘で始まった。15日まで。
本紙で1993(平成5)年1月~95年2月に連載した「正しい?三河弁講座」に登場した100の三河弁を丹羽さんが1つずつ書き上げ、本紙掲載文とコラボする形でこのほど書籍『おかざき弁』を刊行した。今回の個展は書籍出版記念にもなっている。丹羽さんは「岡崎で生まれ、岡崎で育ち、岡崎で働いているため、勝手ながら三河弁を『おかざき弁』とした。地元の言葉を大事にしてほしい」と柔和な表情で語る。
会場には20センチ×30センチの紙に書かれた100の三河弁のほか、「正しい?三河弁講座」の拡大版、「標準語を三河弁で言ったら?」という内容で取材した50人の映像もある。
午前10時~午後5時(最終日は4時)。
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本紙毎週水曜1面掲載のコラムのタイトル「ほだらあ」は三河弁。標準語にすると「そうでしょう」。(竹内雅紀)