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東海愛知新聞

熱中症対策万全に

岡崎労基署 アウトレット工事現場巡視

岡崎労働基準監督署(鈴木基義署長)は16日、就業中の熱中症を防ぐため、岡崎市内の建設現場で安全パトロールを行った。厚生労働省は5月1日〜9月30日を熱中症予防の啓発期間としている。

鈴木署長らがこの日訪れたのは、今年秋に開業する(仮称)三井アウトレットパーク岡崎の工事現場(同市舞木町)。工事業者の株式会社錢高組は、休憩所の製氷機や冷水機、ミスト、塩分補給のためのあめなどを紹介した。鈴木署長らは、WBGT値(暑さ指数)に基づく対策などを確認。愛知県内では昨年、就業中に88人が熱中症になったといい、「今年の夏も平年より暑くなると予想されている。本格的に暑くなる前の準備が大切。ここでは適切な管理がされている」と述べた。

また、熱中症発生リスクが高い作業を行う場合、自覚症状のある作業者や発見者が報告できる体制の整備や実施手順の作成、関係者への周知が6月から義務付けられることも紹介した。

昨年5月に着工した現場では、現在約700人の作業員が従事。進ちょく状況は75%で22日から内装工事が始まるという。同社の工事期間は9月30日まで。昨年夏には熱中症により2人が体調不良になったため、休憩所を増やすなどの対策をしている。(竹内雅紀)

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