有効活用し被害防止へ
岡崎市 特殊詐欺対策装置購入費を補助
岡崎市は市内の高齢者世帯に向けて、特殊詐欺対策装置の購入費を補助している。6000円を上限に、半額まで補助してもらえる。1世帯につき1台まで。200万4000円の予算がなくなり次第終了する。
補助対象は、かかってきた全ての電話に対して「通話を録音する」旨のメッセージが流れ、自動的に録音を始める機能を持つ固定電話機など。電話機に同様の機能を持たせる外付け装置も含まれる。4月1日以降の購入品に限られる。
対象世帯は世帯員が65歳以上のみで、1週間に3日以上6時間を超えて1人になる状態の世帯。申し込みは、市ホームページなどで入手できる申請書を記入し、市防犯交通安全課(市役所東庁舎3階)に持参または郵送(〒444―8601、岡崎市役所市民安全部防犯交通安全課)する。
岡崎警察署生活安全課によると、管内(同市、幸田町)では今年に入り、4月末までに19件(前年同期比9件増)の特殊詐欺被害が発生し、被害額は約1820万円(同2030万円減)に上っている。
署員は「犯人は巧妙に話をしてくることから、直接話さないことが重要になる。メッセージが流れた時点で多くの犯人は電話を切るため、対策装置は有効だ」と太鼓判を押す。
問い合わせは、市防犯交通安全課(23―6525)へ。(犬塚誠)